小鳥の病気の早期発見方法
小鳥の病気の早期発見のコツは良く観察することです。観察するポイントをあげていきます。小鳥は体が小さい分、病気の進行がはやく、早期発見がさらに重要になってきます。
小鳥の餌と便
餌を同じ量あげているのにいつもより多く残していたり。便の量が増えたり、減ったりすることも体の異常のサインです。便秘気味なのか、便に何か混ざっていないか、下痢気味ではないかなどもチェックしましょう。また尿の色も赤褐色や黄色の場合は何かしら体に異常があります。
小鳥の鳴き声、呼吸、動作
鳴き声がかれていたり、回数が減る、呼吸が早かったり、異常な音が聞こえているときは病気の可能性があります。小鳥は全体的に動きが活発といえますが、病気など身体に異常があるときは、普段よりも動きが鈍ります。羽毛を膨らませて、止まり木でじっとしているときは異常があります。この行動を膨羽嗜眠(ぼううしみん)といいます。また脱羽症にも気をつけましょう。羽の抜けやすい換羽期でもないのに羽毛が抜け始め、薄くなってくるときは病的なものが原因です。
小鳥の主な病気の症状と原因と手当て
そのう炎
[症状]
首の付け根部分が晴れるように膨らみ、首を上限に動かしたり、水をたくさん飲むといった行動を取ります。食べた餌や体液をはきます。羽毛を掻き分けると首の付け根付近が赤く充血しています。
[原因と手当て]
最近や真菌の増殖によって炎症を起こします。新鮮な餌をあげないとこの病気にかかる危険性が増します。手当ては細菌性のものか真菌性のものか寄生虫が原因のものかによって違いますので1度病院で見てもらいましょう。抗生物質などの薬を一週間水に混ぜて飲ませます。
下痢
[症状]
下痢には単純性のものと伝染性のものがあります。肛門付近の羽毛が汚れている場合は注意が必要です。
[原因と手当て]
原因は人間の下痢とほとんど同じです。食べていたものが腐っていたり、細菌におかされていることが原因です。抗生物質のオーレオマシンで治療します。ひどいときには直接投与しますが、軽度の場合は水に薄めて与えます。
便秘
[症状]
人間だけでなく、小鳥の病気としても便秘はあります。食欲、元気が共になくなり、お尻を上下に動かしたり、餌箱の中でうずくまっていたら便秘の傾向があります。
[原因と手当て]
餌を新しいものに変えたりすると良く見られるようになります。新しい餌に変えるときは注意して様子を見てあげましょう。脂肪過多症、腸炎など消化器官の不調が原因で便秘は起こります。この小鳥の病気の手当てとしては、ヒマシ油かオリーブオイルを1,2滴スポイドでくちばしの中に入れてあげましょう。
風邪
[症状]
透明な鼻水が出ます。症状が進行していけば鼻水が白っぽくなり、これがさらに黄色に変化するとかなり重度になっている証拠です。病気には全ていえることですが、早期発見が大切です。
[原因と手当て]
原因は体力が消耗し、抵抗力が低下していることです。風が強いところや、気温さの大きくなるような場所は避けるようにしましょう。手当てとしましては、隙間風を防ぎ、やや暖かめの場所にカゴをおいてあげましょう。また餌も栄養価の高いものをあげて体力を回復させましょう。鼻水もぬるま湯で拭いてあげて、小鳥用の風邪薬を与えましょう。